細川慎吾 ~目指すは勝利、野武士の全力野球~

f0008530_19251959.jpg 2007年1月20日、和泉市民球場でのガチャピン戦。
最後の打者が放った打球は、センター池下のグラブにおさまった。
細川慎吾が初勝利をつかんだ瞬間だった。




 細川がテラーリンズに加入したのは2005年5月。
和泉市民での、松原ルーキーズ戦にセンターで先発出場した。
試合は完封負けだったものの、その強肩はまわりをうならせた。

ただ外野手としてスタートしたものの、チーム事情から、その後は捕手としての出場が増加。
大川との「友情バッテリー」で抑えの捕手としてチームを支えた。

1年目の出場は7試合。


しかし2年目となった今季。
内野へのコンバートが彼の存在感を大きくさせる。
不動のサードだった澤がセカンドにまわったことなども追い風となり、内野手として地位を確固たるものにした。
サードをはじめ、大川不在時にはショートでも出場。

そして投手...。


彼のテラ野球人生はわずか1年で、外野→捕手→内野→投手とすすんでいった。
通算出場試合数は、30試合に満たない。
それでも、すべての場所で輝きをはなった。




 
 球場には、集合時間より早くに現れ、打席前には投手・捕手・審判に必ず一礼。
ベンチでは声を出し、内野ゴロでも全力疾走...。

 20日、最後となるかもしれない2試合も、これまでと変わることのない野球人・細川がそこにはいた。



 初勝利をあげたあとの、花園での第二試合。

それまで無安打だった細川の3回目となる打席。

万感の思いをこめたフルスイングが生んだ打球はレフトの頭上を高々と越えていった。


3塁ベースに到達した細川に、ベンチは最後の雄姿をみた。



「またいつか...」

そう言って、ひと区切りとなった2年間。


ふたたび、フルスイングを見られる日は...


能登の大砲・細川慎吾...その全力野球が色あせることはない。
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  by teralins | 2007-01-24 19:10 | 心の野球・03

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